いろんなかたちがあっていい。
笠形に移住し、有機農業で
自分らしい暮らしを始めた方々をご紹介します
笠形の有機農家さんは、現在6件。
35年を超える有機農業の第一人者、牛尾武博さんの元から独立し、有機農業を軸にご活躍されています。
牛尾 真道さん・裕美子さん
父、武博さんが農家として独立した年に生まれた真道さん。幼少の頃より、父が農作業を通じて野菜や鶏と向き合う姿を見て育ちました。
大学卒業後、農関連の会社に就職しましたが、将来は長男である自分が農業を継ぐものだと感じられていたとか。
2014年から農場経営を引き継ぎ、現在は13反の田畑で年間約70品目、100種類以上の作物を栽培されています。旬野菜のセットと平飼い卵をメインに販売し、今やファンは全国各地に。
農場のこと野菜のおいしい食べ方を伝える広報担当の裕美子さんは、おとなり福崎町で農場の野菜を使った「農家のごはんことほぎ」を営んでいます。
松崎寛之さん・瞳さん
神戸市出身の松崎さんご夫婦。九州で農業を学んだ後、市川町へ。研修制度を活用して牛尾農場で2年間研修し、農場をスタートしました。
稲3反、畑6反を所有する現在は、個人宅配や飲食店への卸しなどを通じて固定ファンを確立しています。
農業をしていてうれしいなと感じるときは、「野菜の芽が出たとき」と「収穫のとき」。
夢は、夫婦でオーベルジュを開くこと。
川上乃大さん・ゆきさん
大阪府出身の乃大さん。ご家族の病気をきっかけに食を見つめ直す中で、無農薬の米作りの魅力を知り、一念発起して農業の道へ。2007年に市川町に移住し、米・野菜作りを始めます。
この地に惚れ込み移住したゆきさんとともに、自然由来の資材を活かした炭素循環農法で、永続できる農業を営んでいます。
関根 翔さん・明奈さん
神奈川県出身の翔さんと北海道出身の明奈さん。
ふたりで北海道や沖縄、オーストラリアなどで農に携わってきました。
農業ができる永住地に市川町を選び、2018年に移住。牛尾農場で1年半の研修を積み、独立後は子育て世代を中心に野菜セットを届けています。
明奈さんは「HOBAL」というブランド名でお菓子販売も展開しています。
檀上 薫さん
ディジュリドゥ(アボリジニの管楽器)奏者として活動しながら、食に関わる仕事に関心を持っていた檀上さん。
音楽仲間の前田菜園での農作業手伝いがきっかけで、就農を決意。たつの市から市川町へ移住し、牛尾農場での研修を受けます。
現在は、自ら作付けする畑で育てた野菜を出荷しています。
大阪府出身の久林さん。
2018年4月から2021年3月まで市川町の地域おこし協力隊として、笠形オーガニックファーマーズの事務局を務めました。
自らも農業に携わりながら、笠形の伝統野菜の製品化や、この地ならではの新たな産物を生み出すべく、地域に根ざした活動を続けています。