今週月曜日の祝日は、「麹や加代ちゃん」の屋号で活動されている三田加代子先生をお招きし、青大豆で作る味噌教室を開催しました。
味噌の材料は、大豆、塩、麹のみ。
材料がシンプルだからこそ素材次第で味にかなり違いが出るようです。
青大豆を圧力鍋で15分茹でてゆであがったものをみんなで試食しました。
本当に栗のように甘く柔らかい大豆で皆さんびっくりされていました。
先生曰くほかの大豆に比べてかさがたオーガニックファーマーズで栽培した青大豆は、吸水力が高く柔らかいのが特徴だそうです。
きっと美味しい味噌が出来ますよとお墨付き頂きました。
麹は、先生のお知り合いの元杜氏さんが無農薬の米で作ってくださった麹を使用しました。
塩は、沖縄の塩を平窯で仕上げた極上の塩を使用。
まず持ち帰り用の2kgの味噌を仕込みました。
2kg程度ならビニール袋の中で麹と塩を混ぜ、別の袋で大豆を体重をかけるようにして潰し、全部を合わせるといった作り方でした。
次に15kgの樽で大量仕込みを体験。
大きなたらいに塩と麹を入れて混ぜた後、ゆでた大豆を入れて混ぜ、電動ミンサーで潰していきます。
出てきた味噌を味噌玉にして樽の中に並べ敷き詰めたら平らに伸ばしていきます。
味噌玉にするのは空気を抜くためだそう。
大人も子供と一緒に童心に返って泥団子ならぬ味噌団子を作りました。
最後に布布巾をかけて酒かすで蓋をして防カビ対策をして完成。
あとは、麹菌という微生物に任せて10カ月熟成します。
私は、1年前、神戸大学の名誉教授の保田茂先生の講義を聞き、それ以来、毎朝欠かさず味噌汁を作るようになりました。
小学1年生の息子も休みの日には味噌汁を作ってくれます。
最近の研究では、腸は第二の脳と言われているそうでイライラしたり幸せなど感情の指令を出しているのは脳ではなく腸なんだそう。
腸内環境を整えるためには?ヨーグルトと思われがちですが、ヨーグルトではありません。
日本人の体には乳製品を消化出来る酵素を持っていないのです。
日本人は、もともと米や野菜、魚などの発酵食品を食べてきました。
発酵に必要なものは、米糠、野菜、魚、海藻などです。
それらがいっぺんに食べられる食べ物、それはお味噌汁なんです。スーパーフード、味噌汁!
朝食をパンから玄米と味噌汁に変えると兄妹喧嘩も減った気がします。また、風邪をほとんどひかなくなりました。
私たちの体は、食べ物から出来ています。
病気も体の一部です。
食べ物によって病気も治療出来ると確信しています。
「食」というのは本来「人」を「良」くするもの。
「品」を「山」ほど食べると「癌」になります。
ほんものの「食」を探すのが難しい時代。
健康な心と体のためにも昔ながらの作り方で栽培や製造された食材を選ばなければいけません。
私は、母親として、こどもたちに毎朝お味噌汁を食べさせたいなと思っています。そして、そんなお母さんが一人でも増えることを祈っています。